心理テスト

会話。

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「心理テストやりましょーよ！ 鬼当たるって評判なんスよ！」
「心理テストって当たる当たらないっつーもんじゃなくね？」
「まぁそういうな、そう時間のかかるものでもないんだろ？」
「はい、それじゃいきます。心理テストです」
「言われなくてもわかってるって」
「お前はちょっと黙ってろ」
「あー、これはまぁ決まり文句なんで…。
　気を取り直して、あなたは下りの階段の前に立っています。
　深さはどれくらいありますか？」
『…底が見えないくらい』
「そ、そっスか…続きまして、その階段を誰かが登ってきました。
　どんな人ですか？」
「…阿含、かな」
「雲水」
「…えーっと…」
「終わり、か？」
「んで、それがどうなるワケ？」
「いや、あの…なんというか…。
　お二人ともこのテストの答えとか、知ってる訳じゃないっスよね…？」


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階段の深さは心の底の深さ、つまりどれくらい本音を見せないか。
現れた人物は本当の自分。らしい。