お母さん

阿雲？

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「なー雲水、俺の腕時計知らねぇ？」
「知るわけないだろう。また失くしたのか？」
「失くしてねぇ。確かその辺に置いたはずなんだよ…」
「それを失くしたと言うんだ。だからいつも決めた場所に置いておけと言っているだろう」
「あ゛ー、はいはい今度から気を付けますよ」
「いつもそう言ってまた失くすんだろう、少しは人の言うことを…」
「っせーな、知らねぇなら放っとけ」
「…また洗濯物にでも埋もれているんじゃないのか」
「んなわけねーだろ、この辺はさっき探して…あ゛？」
「全く…」
「…つーか何で分かったんだよ？」
「なんとなく、だ」
「ふーん…」
「…何ニヤニヤしてるんだ、お前は…」