腐った妄想の掃き溜め。 slashの気が多分にあるので要注意。
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佐…幸だかかすだか。
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彼女とは同郷で、同業で、ついでに雇用主(正確に言えば雇用主の上司、だろうか)同士の仲が良いので、なんとなく一緒になることが多い。
そんなわけで今も2人揃ってレストランで一服している。
「あのさぁ、そんなに悩むほどのメニューじゃなくない?」
「うるさい、黙れ!」
度が過ぎるほど端的にあしらってくれた彼女はデザートを決めかねているらしい。
「甘いものは週に一度だけと決めているのだ、慎重に選ばねば…!」
「慎重にってねぇ…。ちなみにどれで迷ってるわけ?」
「…蜂蜜とマスカルポーネのタルトと、ティラミス…」
どっちがどっちでも良い。というか分からない。
「両方頼めば?」
「ふざけるな!」
呆れて漏れた呟きは案の定叱られた。
何のために週に一度にしていると、と怒り始める彼女を宥めながら、あの人なら迷わず2つ、どころか止めなきゃ3つも4つも頼むんだろうなぁ、と雇い主を思い浮かべていた。
…というか、頼みかけててあわてて止めたっけなぁ。
=====
「すみませーん、コーヒーひとつー」
「紅茶と、ティラミスを」
「あ、あと持ち帰りでモンブランとキャラメルバナナのタルトと巨峰とキャラメルショコラのタルト1つずつー」
「貴様…!」
そんなわけで今も2人揃ってレストランで一服している。
「あのさぁ、そんなに悩むほどのメニューじゃなくない?」
「うるさい、黙れ!」
度が過ぎるほど端的にあしらってくれた彼女はデザートを決めかねているらしい。
「甘いものは週に一度だけと決めているのだ、慎重に選ばねば…!」
「慎重にってねぇ…。ちなみにどれで迷ってるわけ?」
「…蜂蜜とマスカルポーネのタルトと、ティラミス…」
どっちがどっちでも良い。というか分からない。
「両方頼めば?」
「ふざけるな!」
呆れて漏れた呟きは案の定叱られた。
何のために週に一度にしていると、と怒り始める彼女を宥めながら、あの人なら迷わず2つ、どころか止めなきゃ3つも4つも頼むんだろうなぁ、と雇い主を思い浮かべていた。
…というか、頼みかけててあわてて止めたっけなぁ。
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「すみませーん、コーヒーひとつー」
「紅茶と、ティラミスを」
「あ、あと持ち帰りでモンブランとキャラメルバナナのタルトと巨峰とキャラメルショコラのタルト1つずつー」
「貴様…!」
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